郵便局で投資信託

10月3日から、郵便局で投資信託の販売がスタートすることになりました。

日本郵政公社のプレスリリースはこちら

「投資信託」とは、多くの投資家から資金を集め、それを株式や債券などに分散投資して、利益を投資家に還元する金融商品です。
以前は証券会社で扱われていましたが、ここ数年の自由化で販売チャネルが広がり、現在では銀行の窓口販売が多くなってきました。
預貯金の金利がほとんど0である中で、投資信託に目を向ける人が増えてきています。

郵便局では、以下の3本の投資信託が販売されます。

・野村世界6資産分散投信(野村アセットマネジメント)
・大和ストックインデックス225ファンド(大和証券投資信託委託)
・GS日本株式インデックス・プラス(ゴールドマンサックスアセットマネジメント)

「野村世界~」は株式・債券・不動産に投資する商品です。一方、他の2つは日本の株式市場全体に投資する商品です。
分散投資するので、個別株に比べれば値動きは穏かになります。
しかし、値動きがありますので、当然ながら元本保証はありません。
郵便局でこのような投資商品がどれだけ売れるのか、関心を持っています。

郵政民営化が総選挙の争点になっていますが、郵政民営化の目的の1つは、郵貯の巨大な資金を民間へ流すことです。
郵便局で投資信託が販売されれば、郵貯のお金が民間に流れる口が1つできることになります。
この流れは注目したいです。