「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
Radiohead「Kid A」
Radioheadはイギリスを代表するロックバンドの1つで、これまでに6枚のアルバムをリリースしています。
今日ご紹介する「Kid A」は、2000年にリリースされた4枚目のアルバムです。
初期のアルバムはいわゆるギターロックで、美しくまたすこしひねったメロディーラインが特徴的でした。
しかし、この「Kid A」ではそれまでとはまったく違って、エレクトロニカやアンビエントといったサウンドになっていて、ギター色はほとんどなくなっています。
日本版のライナーノートに、リードボーカルのトム・ヨークのインタビューがあり、「このアルバムには感情的なところがまったくない思う」と書かれています。
まさにその通りで、それまでのアルバムが一般的なロックやポップスのように「感情」に訴えかけるものであるとすれば、「Kid A」は「感覚」に擦り寄ってくるようなものだと言えます。
個人的には、Radioheadのアルバムの中では、「Kid A」がもっとも完成度が高いと思います。
ただ、サウンドがあまりに大胆に変化したため、リリース当初は賛否両論だったそうです。
Amazonのコメントでも、絶賛する意見が多い中で、「以前の方が良かった」という声もあります。
6枚のアルバムでこれだけ劇的に変化したバンドも珍しいですが、変化についていける人でないと、「昔は良かった」という印象になるのも無理はないでしょう。
2003年の6作目「Hail To The Thief」では、「Kid A」や5作目の「Amnesiac」のアプローチを残しつつバンドサウンドに回帰していますが、7作目でどんなサウンドを聞かせてくれるのか、非常に期待しています。