ページ分割プラグイン(Perl版ダイナミック・パブリッシング専用)・その2

先日、Perl版ダイナミック・パブリッシング用のページ分割プラグインを紹介しました。
このプラグインをインストールすると、多数のテンプレートタグが追加されます。
今回は個々のタグの書き方を解説します。

MTDivPagesInitタグ

ページ分割を初期化します。このタグは、テンプレートの先頭に入れてください。
書き方は以下のようになります。

<$MTDivPagesInit per_page="n"$>

「per_page="n"」で、1ページあたりのエントリーの出力件数を指定します。
例えば、1ページあたり5件のエントリーを出力する場合は、「per_page="5"」とします。
なお、「per_page="n"」を省略すると、1ページあたり10件ずつエントリーを出力します。

MTEntriesDivPagesタグ

MTEntriesタグをページ分割用にしたもので、エントリーの一覧を出力するためのコンテナタグです。
書き方は以下のようになります。

<MTEntriesDivPages lastn="x" offset="y">
各エントリーを出力するタグ等
</MTEntries>

「lastn="x"」で、出力するエントリーの件数を指定します。省略した場合は、MTDivPagesInitタグの「per_page」で指定した件数になります。
また、「offset="y"」を指定すると、ページの先頭からy件のエントリーを飛ばして、その次のエントリーから出力することができます。

MTDivPagesCountタグ

分割されたページ数を表す変数タグです。
例えば、エントリーが200件で、1ページあたり10件出力する場合、このタグの出力は20になります。

MTDivPagesIfMultiタグ

ページが分割されているかどうかを判断するための条件タグです。
ページが分割されていれば、<MTDivPagesIfMulti>と</MTDivPagesIfMulti>の間の部分が出力されます。

MTDivPagesEntryCountタグ

全エントリー数を出力する変数タグです。

MTDivPagesCurPageNumber

現在表示中のページ番号を出力する変数タグです。
先頭のページが1ページになります。

MTDivPagesCurPageFirstEntryNumber/MTDivPagesCurPageLastEntryNumberタグ

現在表示中のページでの、先頭/最後のエントリーの番号を出力する変数タグです。
例えば、1ページあたり10ずつ表示するようにした場合で、現在2ページ目が表示されている場合、MTDivPagesCurPageFirstEntryNumber/MTDivPagesCurPageLastEntryNumberタグのそれぞれの出力は、11と20になります。
「100件中11~20件目」のように表示する際に使います。

MTDivPagesLoopタグ

ページ番号の一覧を出力するコンテナタグです。
アトリビュートを何も指定しないか、もしくは「all="1"」のアトリビュートを指定すると、すべてのページ番号を出力します。
また、以下のアトリビュートを指定することで、一部のページ番号だけを出力することもできます。

アトリビュート内容
first="x"先頭からxページ分の番号を出力します
mid="y"現在表示中のページの前後yページ分の番号を出力します
last="z"最後からzページ分の番号を出力します
delimiter="○"ページ番号が飛ぶ際に、その間に表示する文字を指定します
glue="○"ページ番号とページ番号の間に表示する文字を指定します

例えば、以下のようにタグを書くとします。

<MTDivPages first="3" mid="1" last="3" delimiter="-" glue=" | ">
ページ番号等を出力するタグ
</MTDivPages>

この場合で、ページが全部で20ページあって、現在10ページ目が表示されているすると、以下のようにページ番号が出力されます。

1 | 2 | 3 | - | 9 | 10 | 11 | - | 18 | 19 | 20

MTDivPagesNumberタグ

MTDivPagesLoopタグのコンテナの中で使い、個々のページ番号を出力するタグです。
ただし、MTDivPagesLoopタグで「delimiter="○"」のアトリビュートを指定している場合、ページ番号が飛ぶ箇所では、「○」で指定した文字が出力されます。

MTDivPagesLinkタグ

MTDivPagesLoopタグのコンテナの中で使い、個々のページへのURLを出力するタグです。

MTDivPagesLoopHeaderタグ

MTDivPagesLoopタグのコンテナの中で使い、コンテナの先頭のページ番号を出力しているかどうかを判断する条件タグです。

MTDivPagesLoopFooterタグ

MTDivPagesLoopタグのコンテナの中で使い、コンテナの最後のページ番号を出力しているかどうかを判断する条件タグです。

MTDivPagesIfCurPageタグ

MTDivPagesLoopタグのコンテナの中で使い、出力するページ番号が、現在表示中のページ番号と同じかどうかを判断するための条件タグです。
「現在のページ番号だけ色を変えて出力する」といった用途に使います。

MTDivPagesIfDelimiterタグ

MTDivPagesLoopタグのコンテナの中で使い、ページ番号が飛ぶ箇所かどうか(delimterアトリビュートで指定した文字を出力する箇所かどうか)を判断する条件タグです。

MTDivPagesFirstPageLinkタグ

先頭のページのURLを出力する変数タグです。

MTDivPagesLastPageLinkタグ

最後のページのURLを出力する変数タグです。

MTDivPagesNextPageLinkタグ

次のページのURLを出力する変数タグです。

MTDivPagesPrevPageLinkタグ

前のページのURLを出力する変数タグです。

MTDivPagesIfFirstPage

現在表示中のページが先頭のページかどうかを判断する条件タグです。

MTDivPagesIfLastPage

現在表示中のページが最後のページかどうかを判断する条件タグです。

MTDivPagesIfNextPage

現在表示中のページに、次のページがあるかどうかを判断する条件タグです。

MTDivPagesIfPrevPage

現在表示中のページに、前のページがあるかどうかを判断する条件タグです。

MTDivPagesCurPageLink

現在表示中のページのURLを出力する変数タグです。