MT東京-12終了

去る2015年4月19日(日)に、MT東京主催で「【MT東京-12】広報さん必見!はじめよう!"オウンドメディア"は昔からある新しいメディアの形! × かんたん&安心な情報発信ならMTクラウドで!」を開催しました。

今回は、オウンドメディア(Owned media)をテーマにしました。

オウンドメディアは、自社ホームページ、メールマガジン、パンフレットなど、自社で行っている情報発信を総称した用語です。
お金を出して広告などを出すペイドメディア(Paid media)や、口コミ等によって情報の拡散を得るアーンドメディア(Earned media)を合わせて、「トリプルメディアマーケティング」が重要になっています。
特に、潜在顧客を顕在化させる上で、オウンドメディアが重要です。
このような中で、シックス・アパートソニー銀行サイボウズの3つの企業のオウンドメディアの取り組みをお話しいただきました。

シックス・アパート株式会社 壽 かおり様

まず、シックス・アパート株式会社の壽様から、シックス・アパートでのオウンドメディアの取り組みをお話しいただきました。

シックス・アパートでは、オウンドメディアとして「SixApartブログ」を展開しています。
社員の皆様によるブログで、シックス・アパートの製品に関する話もありますが、それ以外の様々な話が多くなっています。
各記事には、シックス・アパートのメールマガジンへのリンクがあり、そこからメールマガジンへの誘導を図っています。
記事を公式SNSでシェアしたり、他のメディアに転載したりして、なるべくコストをかけずに効果を高める策を取っています。

また、シックス・アパートでは「オウンドメディア勉強会」を定期的に開催しています。
オウンドメディアを行っている他の企業の方々と共に、ノウハウを共有し、より良いオウンドメディア作りに活かしているとのことです。

ソニー銀行株式会社 河原塚 徹様

2つ目のセッションは、ソニー銀行株式会社の河原塚様から、ソニー銀行の公式ブログ等のオウンドメディアについてお話いただきました。

ソニー銀行は店舗を持たないネット銀行ですが、「ネット銀行は冷たい」というようなイメージを持たれているとのことです。
そのような誤解を解消し、また情報発信の手段を増やすために、ブログ等を始められたとのことです。

編集経験者がおらず、手探りで運営してきて、苦労がいろいろと多かったとのことです。
そのような中で、うける記事とアクセスされ続ける記事の違いや、うけない記事の問題点などが分かってきたということです。
企業側が伝えたいことを書くだけではうけず、読者が知りたい・探したい情報を提供することのがポイントとのことです。

また、オウンドメディアを立ち上げるにあたって、事前の準備が重要とのことです。
立ち上げ時の注意点をまとめた「ソーシャルメディアアカウントスタートキット」を参考にしたり、記事作成上のルールを決めたりすることが必要です。

シックス・アパート株式会社 柳下 剛利様

3つ目のセッションは、シックス・アパート株式会社の柳下様より、Movable Typeクラウド版の活用についてお話いただきました。

オウンドメディア等で情報発信する現場では、「安・速・快」の3つのキーワードが求められているとのことです。
これらのキーワードが求められる理由と、それを満たすにはMovable Typeクラウド版が適していることをお話しいただきました。

ちなみに、ソニー銀行/サイボウズとも、オウンドメディアはMovable Typeクラウド版で運用しています。

サイボウズ株式会社 藤村 能光様

最後のセッションは、サイボウズ株式会社の藤村様より、「サイボウズ式」の3年間の成果についてお話いただきました。

サイボウズ式はチームワークや新しい働き方をテーマにしたオウンドメディアです。
サイボウズ製品の売り込みはせず、サイボウズという企業の姿勢を伝えるのが方針とのことです。

編集会議は雑談的に行っていて、おもしろいと思うことを企画として行っているとのことです。
また、編集チームには多様なメンバーを入れて、画一的にならないようにしているとのことです。

最初はなかなかPVが伸びなかったものの、最近になって成果が出始めたとのことです。
サイボウズの認知度が上がり、売上にもつながっているとのことです。

懇親会

本編終了後に懇親会も行いました。
多くの方にご参加いただき、盛り上がりました。

次回予告

次回のMT東京のイベントは、5月31日(日曜日)を予定しています。
先日リリースされたMovable Type.netのハンズオン勉強会を行う予定です。