Node.jsを学ぶ(その1・インストール)

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

世の中には様々なプログラム言語がありますが、今もっとも熱いものの1つとして、「Node.js」があります。
「サーバーで動作するJavaScript」という感じで捉えている人が多いかもしれませんが、lessstylusなどのコマンドラインツールの作成にも使われていて、応用範囲は広いです。
そこで、Node.jsを学んでみて、覚書的に記事を書いて行こうと思います。
今日は、Node.jsのインストールを取り上げます。

なお、Webブラウザ上で動作するJavaScriptと同じ点は、特に触れない予定です(例:変数や制御構造などの基本的な構文)。

node.jsのダウンロードページでは、本記事執筆時点では、WindowsとOS Xではインストーラが提供されています。
LinuxとSun OSでは、コンパイル済みのバイナリファイルが提供されています。
また、ソースコードをコンパイルしてインストールすることもできます(ただし、本記事ではコンパイルについては触れません)。

1.Windowsでのインストール

Windows用に、32ビット/64ビット用のインストーラが提供されています。
ダウンロードのページの「Windows Installer (.msi)」のところで、ご自分の環境に合わせて32ビット/64ビットのどちらかをダウンロードします。
そして、ダウンロードしたファイルをマイコンピュータ等でダブルクリックすれば、インストールすることができます。
インストールはいくつかのステップから構成されますが、通常は設定を変える必要は特にありません。

2.OS Xでのインストール

OS Xもインストーラが提供されています。
ダウンロードのページの「Mac OS X Installer(.pkg)」のところで「Universal」のリンクをクリックして、インストーラをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを開くと、インストールが始まります。
インストールはいくつかのステップから構成されますが、通常は設定を変える必要は特にありません。

3.Linuxでのインストール

Linuxの場合は、バイナリファイルをダウンロードし、解凍して、適切なディレクトリにコピーします。
ダウンロードのページのLinux Binaries (.tar.gz)のところで、環境に合わせて「32-bit」か「64-bit」のどちらかをクリックしてダウンロードします。
そして、以下のようなコマンドで、ダウンロードしたtar.gzファイルを解凍します(Xの部分はバージョンや環境によって異なります)。

tar xvzf node-vX.XX.X-linux-XXX.tar.gz

解凍が終わると、tar.gzファイルの名前と同じディレクトリができますので、「cd node-vX.XX.X-linux-XXX」のようなコマンドを入力して、そのディレクトリをカレントディレクトリにします。
そして、以下の各コマンドを順に入力して、Node.js関係のファイルを/usr/localディレクトリの配下にコピーします。

sudo cp -r -f bin /usr/local
sudo cp -r -f lib /usr/local
sudo cp -r -f share /usr/local

なお、/usr/local以外のディレクトリにインストールしたい場合は、上記の各コマンドの「/usr/local」を適宜置き換えてください。

4.インストールの確認

インストールが終わったら、Node.jsを起動できるかどうかを確認します。

まず、コマンドを入力できる状態にします。
Windowsでは、コマンドプロンプトを起動します。
OS Xではターミナルを起動します。
また、Linuxではターミナルでコマンドを入力してインストールしたと思いますので、そのターミナルをそのまま使います。

次に、以下のコマンドを入力します。

node -v

Node.jsが正しくインストールできていれば、Node.jsのバージョン番号が表示されます(本記事執筆時点ではv0.10.1)。