「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造(配列・オブジェクト)編」を発売しました。
本書は「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」の続編にあたり、PHPの「データ構造」(配列とオブジェクト)について解説します。
配列やオブジェクトは、頭の中で考えるだけでは、イメージがつかみにくいです。本書では図を多用して、配列やオブジェクトをなるべく分かりやすく解説することを心がけました。
Kindle本で、定価250円です。
Node.jsを学ぶ(その1・インストール)
世の中には様々なプログラム言語がありますが、今もっとも熱いものの1つとして、「Node.js」があります。
「サーバーで動作するJavaScript」という感じで捉えている人が多いかもしれませんが、lessやstylusなどのコマンドラインツールの作成にも使われていて、応用範囲は広いです。
そこで、Node.jsを学んでみて、覚書的に記事を書いて行こうと思います。
今日は、Node.jsのインストールを取り上げます。
なお、Webブラウザ上で動作するJavaScriptと同じ点は、特に触れない予定です(例:変数や制御構造などの基本的な構文)。
node.jsのダウンロードページでは、本記事執筆時点では、WindowsとOS Xではインストーラが提供されています。
LinuxとSun OSでは、コンパイル済みのバイナリファイルが提供されています。
また、ソースコードをコンパイルしてインストールすることもできます(ただし、本記事ではコンパイルについては触れません)。
1.Windowsでのインストール
Windows用に、32ビット/64ビット用のインストーラが提供されています。
ダウンロードのページの「Windows Installer (.msi)」のところで、ご自分の環境に合わせて32ビット/64ビットのどちらかをダウンロードします。
そして、ダウンロードしたファイルをマイコンピュータ等でダブルクリックすれば、インストールすることができます。
インストールはいくつかのステップから構成されますが、通常は設定を変える必要は特にありません。
2.OS Xでのインストール
OS Xもインストーラが提供されています。
ダウンロードのページの「Mac OS X Installer(.pkg)」のところで「Universal」のリンクをクリックして、インストーラをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを開くと、インストールが始まります。
インストールはいくつかのステップから構成されますが、通常は設定を変える必要は特にありません。
3.Linuxでのインストール
Linuxの場合は、バイナリファイルをダウンロードし、解凍して、適切なディレクトリにコピーします。
ダウンロードのページのLinux Binaries (.tar.gz)のところで、環境に合わせて「32-bit」か「64-bit」のどちらかをクリックしてダウンロードします。
そして、以下のようなコマンドで、ダウンロードしたtar.gzファイルを解凍します(Xの部分はバージョンや環境によって異なります)。
tar xvzf node-vX.XX.X-linux-XXX.tar.gz
解凍が終わると、tar.gzファイルの名前と同じディレクトリができますので、「cd node-vX.XX.X-linux-XXX」のようなコマンドを入力して、そのディレクトリをカレントディレクトリにします。
そして、以下の各コマンドを順に入力して、Node.js関係のファイルを/usr/localディレクトリの配下にコピーします。
sudo cp -r -f bin /usr/local sudo cp -r -f lib /usr/local sudo cp -r -f share /usr/local
なお、/usr/local以外のディレクトリにインストールしたい場合は、上記の各コマンドの「/usr/local」を適宜置き換えてください。
4.インストールの確認
インストールが終わったら、Node.jsを起動できるかどうかを確認します。
まず、コマンドを入力できる状態にします。
Windowsでは、コマンドプロンプトを起動します。
OS Xではターミナルを起動します。
また、Linuxではターミナルでコマンドを入力してインストールしたと思いますので、そのターミナルをそのまま使います。
次に、以下のコマンドを入力します。
node -v
Node.jsが正しくインストールできていれば、Node.jsのバージョン番号が表示されます(本記事執筆時点ではv0.10.1)。