日経平均株価がバブル後最安値を更新

今日(2008年10月27日)、日経平均株価がバブル後最安値を更新しました。
先週末から486.18円下がって、終値は7,162.90円でした。
2003年4月28日の終値(7,607.88円)をおよそ5年半ぶりに下回りました。
また、今日の日経平均株価は、バブル前のおよそ26年前とほぼ同じ水準だということです。

先週の終値で、すでにバブル後最安値まであとわずかというところまで迫っていました。
また、先週末のアメリカもマイナスで終わっていて、今日の日経平均株価がバブル後最安値を割ることは、当然の展開でした。

午前中は、バブル後最安値を割った後、いったん反発して、午前10時過ぎに7,900円近くまで上がる局面もありました。
しかし、上昇は続かず、また株価は下がりだしました。

午後に入ってしばらくは、先週末の終値近辺で膠着状態でした。
しかし、午後2時前あたりから急激に下がり始め、結局は大幅安という形で終わってしまいました。

世界的な景気の悪化や、急激に進む円高など、悪材料はいくらでもあります。
日本の政府から株価対策が出始めたり、G7が円高を懸念する共同声明を出したりしましたが、その程度では下落を抑えることができない状況です。

また、日本の株式市場では、外国人投資家の売買シェアが高いです。
外国人投資家が売りが止まらない限り、株価下落は止まりそうにないと思われます。

(10月27日 17時40分 追記)
ヨーロッパの株式市場も、5%程度の下落でスタートしています。
また、CME(シカゴ)のニューヨークダウやNASDAQの先物も下落しています。
さらに、大証の日経平均のイブニング先物は6,800円台に下落しています。
このままでいけば、明日の日経平均株価は6,000円台に突入しそうです。