Movable Type 4.2へのロードマップ

MTOSの開発者向けメーリングリスト(mtos-dev)にて、「MTOSのロードマップはどこにある?」といった質問がなされていました。
それに対して、SixApartのByrne Reese氏が、MT4.2のドキュメントを一部公開しました。

MT4.2のドキュメント

このドキュメントによると、Movable Type 4.2では、パフォーマンスの向上に重点が置かれるようです。
Movable Type 4.0になってから、管理画面が非常に重くなりました。
また、メモリも消費するようになりました。
これらの点が改善されます。

現状のMovable Typeでは、管理画面(mt.cgi)の本体は、700KBを超える大きな1つのファイル(CMS.pm)です。
そのため、読み込みに時間がかかり、またメモリも消費するという問題があります。
そこで、CMS.pmを複数のファイルに分割して、読み込みの高速化と、メモリ消費の低減を目指しています。

また、パフォーマンスのログを取る機能も追加されます。
ドキュメントによると、テンプレートの再構築の際に、処理に時間がかかったテンプレートタグを調べられるようです。

ちなみに、開発途中のMTOS4.11のNightly Buildが、MOVABLETEPE.ORGで公開されています。
すでにmt.cgiの軽量化が進められています。
実際にインストールして試してみましたが、確かにMT4.1よりも管理画面のレスポンスが良くなっています。