「WordPressで学ぶPHP(4)通信編」を発売しました。
本書は、「WordPressで学ぶPHP(1)変数・制御構造編」「WordPressで学ぶPHP(2)データ構造編」「WordPressで学ぶPHP(3)関数編」の続編にあたり、Webブラウザとサーバー(PHP)との通信と、PHPから他のサーバーに通信することについて解説します。
エントリーにXMLでデータを埋め込むプラグイン(その3)
エントリーにXMLでデータを埋め込むプラグインでは、配列形式のデータを扱うこともできます。
例えば、1つのエントリーに複数の画像の情報を入れて、それらをテンプレートで効率良くレイアウトするようなときに、この機能が役立ちます。
1.配列形式のデータの入れ方
まず、エントリーに配列形式でデータを入れます。
同じ名前の要素を複数個入れれば、配列形式になります。
例えば、以下のようにすると、「img」という名前で、要素が2個ある配列を作ることができます。
<!-- <XMLRecord> <img>foo.gif</img> <img>bar.gif</img> </XMLRecord> -->
2.配列から値を取り出す
配列からデータを順に取り出すには、MTEntryXMLFieldsタグとMTEntryXMLValueタグを組み合わせて、以下のように書きます。
<MTEntryXMLFields name="要素の名前"> <MTEntryXMLValue> </MTEntryXMLFields>
例えば、前述のようにimg要素の配列を作ったときに、以下のようにタグを組むとします。
<MTEntryIfXML> <MTEntryXML> <MTEntryXMLIfFields name="img"> <p> <MTEntryXMLFields name="img"> img : <MTEntryXMLValue><br /> </MTEntryXMLFields> </p> </MTEntryXMLIfFields> </MTEntryXML> </MTEntryIfXML>
すると、出力は以下のようになります。
<p> img : foo.gif<br /> img : bar.gif<br /> </p>