そろそろセリングクライマックス?

日経平均株価の今日の終値は、前日比632.18円安の16,416.19円でした。

今年に入って、世界的に株式市場が動揺しています。
日経平均株価は、今日までの12営業日のうち、前日比マイナスの日が10日もありました。
昨年末からの下げ幅が約2,600円、昨年12月1日のピークからだと約3,600円に達していて、歯止めが利かないように見えます。

この記事を書いている時点で、ヨーロッパの市場が始まっています。
イギリス、フランス、ドイツともに指数が3%前後下げている状況です。
アメリカも同程度の下げになりそうな雰囲気です。

この調子でいくと、明日の東京市場もさらに下落して始まるものと思われます。
仮に今日の終値から3%下がるとすると、日経平均株価は16,000円を割り込む計算になります。

ただ、そこまで下がると、昨年12月1日からの日経平均株価の下げ幅が約20%に達します。
また、仮に15.800円付近まで下がるとすると、日経平均株価の13週移動平均線からの乖離率が約-15%に達します。
ここまでの下方かい離は、過去約20年の日経平均株価の週足を見る限りでは、4回しかありませんでした。
そのうちの1回は2001年9月のアメリカ同時多発テロのときで、もう1回は2008年10月のリーマンショックの時です。

これらのことから考えると、明日か明後日あたりがセリングクライマックスになるのではないかと推測します。
とはいえ、これまでの下げがきついので、上昇トレンドに戻る可能性はだいぶ下がったと思われます。
中国の景気減速が重しになって、中長期的には下落トレンド入りすることになりそうな感じです。