「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」が発売

JR東日本の今日(2016年1月5日)の発表で、北海道新幹線開通後に本州と北海道をまたがって青春18きっぷで旅する人のために、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」が発売されることが明らかになりました。

青春18切符は、5日間にわたって、JR全線の普通列車に乗ることができる切符です。
特急や新幹線に乗ることはできません。
春／夏／冬の学校が休みの時期に販売され、値段は11,850円（税込）です。

JRの路線の中には、普通列車が走らない区間があります。
その区間のみ特例で、青春18きっぷでも特急列車の自由席に乗車することができました。
これまでも、青函トンネルの区間は普通列車がなかったので、青春18きっぷで特急に乗ることが可能でした。

しかし、北海道新幹線が開業すると、並行在来線の木古内～五稜郭間が第3セクターの道南いさりび鉄道になります。
また、青函トンネルには新幹線しか走りません。
そのため、従来の制度ままだと、本州から北海道へ普通列車だけで移動することができなくなります。

そこで、北海道新幹線開業後は、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」が発売されることになり、それと合わせることで、青春18きっぷでも本州と北海道を行き来できるようになります。
値段は2,300円（税込）です。
このオプション券1枚で、以下の区間(片道)に乗車することができます。

• 奥津軽いまべつ～木古内間の北海道新幹線の普通車の空いている席
• 木古内～五稜郭間の道南いさりび鉄道の普通列車

なお、普通列車専用の切符として、「北海道＆東日本パス」もあります。
連続する7日間にわたって、JR東日本とJR北海道の普通列車に乗ることができ、値段は10,290円（税込）です。
こちらは、北海道新幹線開業後は、新青森～新函館北斗間は、特定特急券を別途買えば北海道新幹線の普通車の空いている席に乗車することができるようになります。