リバウンドなるか

先週金曜日(5月21日)、日経平均株価が前日比245.77円安の9,784.54円となり、1万円を割り込みました。
2月10日以来、およそ3ヶ月ぶりの安値です。


2009年以降の日経平均株価の動き(クリックで大きく表示)

ギリシャを中心としたユーロ危機が続き、リスク資産から資金を逃避する動きが続いています。
20日のアメリカ市場では、ニューヨークダウが376.36ドル安の10,068.01ドルになり、その影響で21日の東京市場も株価が大きく下がりました。

また、ここ数年は、欧米で金融不安が持ち上がると、そのたびに円に資金が逃避して、円高になる傾向があります。
ドル円も89円台に突入、円高が進んでいます。

さらに、韓国の潜水艦沈没事件で、韓国が北朝鮮の魚雷による攻撃だと断定しました。
これによって、韓国と北朝鮮の間の緊張が高まり、その影響も出ています。

ただし、短期的には、そろそろリバウンドの動きが出てくることも予想されます。
20日の東証一部の騰落レシオが68.5%まで下がり、底値圏と言われる70%の水準になりました。
また、21日のアメリカでは、ニューヨークダウが125.38ドル高の10,193.39ドルで引けています。
とりあえず、明日月曜日の東京市場は落ち着きそうです。
今週で為替や株価が落ち着くかどうかに注目したいです。