MT-Dispatchその後

先日、「MT4.26+MT-Dispatchプラグインでトラブル」という記事を書きました。
その後、MTOS-DEVメーリングリストで、プラグイン作者のところでも、こちらと同様の問題が起こっているというスレッドが立ちました。
まだ解決はしていませんが、原因らしきことは分かってきたようです。

プラグイン作者のReed A. Cartwright氏によると、「MT本体のChangeset 3466の修正が、MT-Dispatchプラグインの動作に影響しているのではないか」ということです。
また、バックグラウンドタスクの機能をオフにすれば、MT-Dispatchプラグインは動作するということです。

その後、Mark Carey氏によって、「Util.pmの1485行目付近に以下の赤字の行を追加すると良い」というハックが紹介されました。
ただ、こちらでテストした限りでは、この方法では問題は解決しませんでした。

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sub start_background_task {
    my ($func) = @_;
    if (!launch_background_tasks()) { $func->(); }
    else {
        if ( my $driver = $MT::Object::DRIVER ) 
        }
        MT::ObjectDriverFactory->cleanup();
        $| = 1;            # Flush open filehandles
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とりあえず、バックグラウンドタスクの機能を使わないで、MT-Dispatchプラグインを使う設定にしてみました。
しばらくこれで運用してみようと思います。
何か不具合に遭遇した方は、この記事にコメントしてくださいますようお願いします。

もっとも、バックグラウンドタスクが使えないと、MT-Dispatchプラグインを使う意味が半減してしまいます。
問題が完全に解決されることを期待したいです。

2009年7月5日 11時追記

この記事を書いた直後に、MT-Dispatchプラグインのバージョン2.02が公開されました。

ただし、「MT4.26ではバックグラウンドタスクと併用できない」という条件付きです。