金の価格が上昇

昨年の春ごろに、原油/金属/穀物などの商品の価格がバブル的に高騰しました。
ガソリンや食品などが相次いで値上げされ、われわれの生活も大きく脅かされました。
しかし、その後にバブル的な状況は崩壊し、価格が大幅に下がりました。

ところが、そのような中で、金(Gold)の価格が盛り返しています。

ドル建てでの価格を見ると、昨年3月の高値に迫る勢いになっています。
円建てだと、昨年3月に比べると円高が進んだために高値の90%ぐらいですが、それでもかなり盛り返しています。

原油や穀物の価格は、昨年高値から大きく下落して底を這っている状況です。
また、貴金属の価格も、一部は上がり始めていますが、昨年の高値には程遠いです。
それらに比べると、金価格の勢いは突出しています。

金価格の推移

金融危機によって、アメリカの崩壊が進んでいます。
それに伴って、「ドルが暴落する」という見方をする人も増えています。
そのため、資産を防衛するために、金を買おうという人が増えている模様です。

また、金は限りある資源です。
現在のペースで行くと、あと20年程度で金が枯渇するとも言われています。

このようなことを考え合わせると、長期的には金価格は上昇傾向をたどることが予想されます。
長い目で資産形成を考えたい方は、金にも注目した方が良いと思われます。