日経平均株価13,000円割れ

今日の日経平均株価は大幅に下落しました。
今日の終値は、先週末に比べて610.84円安の12,992.18円でした。

以下のようなことが重しとなって、今日の株安が起こっています。

  • 先週末のアメリカ市場が下落した
  • ドル円相場が102円台まで円高になった
  • 原油をはじめ商品価格が高騰している
  • 日本の景気が後退しつつある
  • サブプライムローン問題等で信用不安が強い

昨年からこのような状況は続いており、事態が好転する方向性は、まだあまり見えていないです。

また、2月27日に「日経平均株価14,000円台回復」という記事を書きましたが、その際に以下のようなことを述べました。

ただ、ここ最近の株価のパターンからすると、底値を打ってから1か月~1ヶ月半ほどすると、株価が下がりだす傾向が見られます。

1月の安値から日経平均株価は約12%上昇し、14,000円をつけたことで、達成感による売りが出ることも考えられます。

このような需給面も、今日の株安の1つの原因になっていると思われます。

1月22日に日経平均株価は終値で12,573.05円をつけ、これが直近の最安値になっています。
しかし、今の雰囲気からすると、これをさらに下回る株価下落が起こっても、おかしくなさそうです。

また、今日のニュースでは、消費者金融大手の武富士が、サブプライムローンに絡んで300億円の損失を出すと出ていました。
このことによって、信用不安がさらに広がることが懸念されます。

株価が上昇することは、当面は期待しにくいと思われます。