Movable TypeのユーザーインターフェースをWordPress風にするプラグイン

Mark Carey氏のブログ「MT Hacks」では、Movable Typeのさまざまなプラグインが配布されています。
そのMT Hacksで、「Wordpress Interface for Movable Type」というプラグインが公開されました。
このプラグインは、Movable Typeの管理画面を、WordPress風のものに置き換えるというものです。

↓このプラグインを導入した後のダッシュボード
このプラグインを導入した後のダッシュボード

1.機能

このプラグインでは、Movable Typeの管理画面の機能のうち、以下の機能をWordPress風のユーザーインターフェースで利用できるようになります。

  • ダッシュボード
  • ブログ記事の作成/編集
  • ウェブページの作成/編集
  • コメントの管理

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なお、Mark Carey氏の記事によると、このプラグインを作った理由として、1つに「ジョーク」があげられています。
ただ、もう1つの理由として、「さほど手間をかけなくても、ユーザーインターフェースを変えることができることをデモンストレーションする」ということもあげられています。
もっとも、プラグインのコードを見る限りでは結構手間がかかっているように見えます。

2.インストール

このプラグインは、以下のページで配布されています。

Wordpress Interface for Movable Typeのページ

プラグインのファイルをダウンロードし、解凍すると、「plugins」と「mt-static」のフォルダができます。
これらのフォルダを、Movable Typeのインストール先ディレクトリにアップロードします。
さらに、mt-config.cgiに以下の行を追加します。
これでインストールは完了です。

WPInterface 1

なお、元のMTのユーザーインターフェースに戻すには、mt-config.cgiから上記の行を削除します。

3.さまざまなユーザーインターフェースを取り得るMovable Type

Movable Typeでは、システムのさまざまな部分をカスタマイズすることができます。
管理画面のユーザーインターフェースをそっくり別のものに変えてしまうことも可能です。

その1つの例として、シックスアパートから「iMT」というプラグインが公開されています。
iMTは、Movable Typeのユーザーインターフェースを、iPhone/iPod Touch向けに置き換えるものです。
Wordpress Interface for Movable Typeプラグインも、iMTと同じような手法で、ユーザーインターフェースを置き換えています。

4.「MT3.xユーザーインターフェースプラグイン」があれば受けそう

Wordpress Interface for Movable Typeプラグインと同じ手法を使えば、「Movable Type 3.xのユーザーインターフェースを再現するプラグイン」も開発可能です。

Movable Type 4では、管理画面でJavaScriptが多用されていて、動作が重くなっています。
このことが、Movable Type 3.xから4への移行を妨げる理由の1つになっています。
実際に「MT3.xユーザーインターフェースプラグイン」がプラグインが出れば、多くの人に支持されそうです。

Six Apart自体で、そのようなプラグインを開発して出していただければと思います。