日経平均株価13,000円台回復

今日の東京株式市場は、昨日に引き続いて株価上昇で終わりました。
日経平均株価の終値は、前日比263.72円高の13,092.78円で、13,000円台を回復しました。

22日(火曜日)に日経平均株価が12,500円台まで下落し、「底が見えない」といった声が多く出ました。
しかし、その日のアメリカ市場が思ったほど下落せず、昨日(23日)の東京市場はプラスで終わりました。

23日のヨーロッパ市場で再度株価が下落し、またもピンチ到来かと思われました。
ところが、アメリカ市場が健闘してプラスで終わり、今日の東京市場も堅調な動きでした。

先日の記事にも書いたように、1月22日には各種のテクニカル指標で、ここ数年なかったほどの底値を示唆するデータが出ています。
したがって、1月22日が底値になった可能性は、比較的高いのではないかと想定しています。
ただ、「ここ数年なかった」ぐらいの激しい下げ方でしたので、もう一段の下げがあるかも知れません。
引き続き注意が必要です。

株価が急落すると、売りが売りを呼んで、オーバーシュートが起こりがちです。
そして、その後しばらくは疑心暗鬼の状態が続くので、株価がじわじわと回復する展開になりやすいです。

例えば、過去2回の急落時(2006年6月頃と2007年8月頃)と今回の急落のチャートを比較してみると、以下の図のようになります。
下げが激しく、戻りがゆるやかであることが分かります。
22日が底になったとすれば、ここからしばらくはじわじわと株価が戻る展開になることが予想されます。

↓過去2回の急落時と今回の急落の比較
過去2回の急落時と今回の急落の比較

もっとも、サブプライムローン問題はまだ解決したわけではありません。
22日が底になったとすれば、過去のチャートと比較してみて、日経平均株価は13,500円~14,000円程度までは戻れそうですが、その後はまた下落すると予想しています。
次の底値がいくらになるかが、今後を占うポイントになりそうです。