MT4i 3.0β1

Movable Typeを携帯電話に対応させるソフトとして、太鉄氏が開発した「MT4i」がよく使われています。
このMT4iの新バージョンである「MT4i 3.0」のβ1がリリースされています。

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MT4i 3.0の大きな改良点は、以下の2つです。

1.テンプレートに基づいてページを出力する

これまでのMT4iでは、CGIのプログラムによって、ページの内容が出力されていました。
そのため、出力内容をカスタマイズしようとすると、プログラムを書き換えることが必要でした。

一方、MT4i 3.0では、ページの内容はテンプレートに基づいて出力されます。
テンプレートを書き換えることで出力内容を変えることができ、出力をカスタマイズしやすくなります。

ただし、テンプレートはMovable Typeのテンプレートではなく、HTML::Template(※)のものになっています。
そのため、HTML::Templateの基本的な書き方を知ることが必要になります。
また、Movable Typeのテンプレートタグは使えません。

※HTML::Template
Perlでよく使われている汎用的なテンプレートエンジン。

2.キャッシュ機能

これまでのMT4iでは、ページにアクセスがあるたびに、CGIで動的にページを出力していました。
しかし、この方法だとページの構築処理でサーバーに負荷がかかる問題があります。

そこで、MT4i 3.0では、ページを一定時間キャッシュすることができるようになりました。
キャッシュされているページでは、ページの構築処理をしなくて良いので、表示が速くなり、またサーバーの負荷も低減されます。