エディオンとビックカメラが経営統合へ

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昨日、家電小売業のエディオンビックカメラが、2年後の事業統合に向けて、資本業務提携契約を行ったという発表がありました。

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家電小売業界は競争が激しい業界の一つですが、ここ数年でいくつかの合併が行われてきました。
エディオン自体も、中部地域が地盤のエイデンと、中国・四国・九州地区が地盤のデオデオが2002年に合併してできた会社で、その後2004年には近畿地区が地盤のミドリ電化も傘下に入っています。

一方、ビックカメラは東京近郊が主体で、駅前に大型店舗を構えるのが特徴です。
ビックカメラも2006年にソフマップを子会社化していて、規模を拡大しています。

この業界ではヤマダ電機が圧倒的に強く、2位以下を大幅に引き離していました。
しかし、エディオンとビックカメラが合併すれば、ヤマダ電機と売り上げでほぼ互角になり、「二大グループの一騎打ち」の様相が強くなります。
また、エディオンとビックカメラは商圏がほとんど重ならないので、合併による相乗効果は大きいのではないかと思います。

また、この合併によって、他社の再編もさらに行われそうです。
ビックカメラのライバルのヨドバシカメラや、かつてはヤマダ電機と共に「YKK」と言われたコジマやギガスケーズデンキなどが、再編の中心として動きを見せそうです。